【画像センサー×AI】活用でパソコンのWebカメラで撮影した顔からメンタル不良の兆候を見える化し、早めの対処ができる環境を提供するサービス
北秋田市の障害者施設2カ所で実証実験実施

　AIシステム開発会社のZeroToInfinity株式会社は、2023年6月16日から社会福祉法人県北報公会と一般財団法人たかのす福祉公社にて、メンタル不調悪化兆候検知システムＨaCHa（ハチャ）を活用した実証実験を実施します。

　本実証実験では、利用者や通所者のメンタル不調の悪化兆候を検知して、支援員にいち早く知らせることによる有効性をＨaCHaを使って検証します。支援の現場では支援員が利用者や通所者のメンタルの状況を経験や勘によって観察しています。そこにテクノロジーを活用することで、経験の差に依らない安定的な支援の提供や、利用者の状態の見える化による支援員間での業務の負担軽減や効率化を目指します。また、支援員と利用者とのアセスメント時や、利用者が一般就労を目指す場合、HaChaに格納されている毎日のデータを示すことにより、過去分の利用者の安定した就労状態や健康状態をグラフとして見ることができます。アセスメント時では利用者が自分の状態を客観的に把握する手立ての一つとして、一般就労を目指しているケースでは、HaChaの過去データを採用を検討している企業に伝えることにより、利用者の就労の補助的役割を目指します。